旅行の計画
旅館よりホテル/旅行の計画5
介護を必要としていなくても
老人には
旅館よりホテルのほうがお奨めである。
というか、
和室より洋室のほうがいい。
和室でなければ落ち着かない
という老人もいるかもしれないが
最近では洋室を好む老人が
多いのではないだろうか。
部屋に入ってすぐに
ベッドに腰をおろして休むこともできるし
そのまま寝ころぶこともできる。
着替えも
ベッドに腰掛けてできるから便利である。
畳の部屋ではこうはいかない。続きを読む
旅行の計画
ホテル探し/旅行の計画4
父親が行きたがっていた神社・仏閣、
それと親類縁者については
いちいち従っていたのではきりがないので
父親にはわからないように
こちらで適当に省略して
とにかく順序良く回ってこれるように
段取りを組んだ。
家に戻って
パソコンに向かい
ネットで目的地に近いホテルを探す。
数あるホテルの中から
老人も安心して宿泊できるホテルを
見つけるのはちょっと大変である。
続きを読む
旅行の計画
50年前の地図/旅行の計画3
「すごい地図だね、
伊能忠敬が作った地図のようだよ」
「わしゃ、昔から
これでどこでも行っとるんじゃけんの」
「だけど、
今回は車なんだからこの地図じゃ役に立たないよ。
だいたい東名高速道路が出てないし、
街並みや道だってだいぶ変わっているから
これじゃわからないよ」
「馬鹿なことを言うな、
どんなに変わろうと
昔からの道筋というものは変わらんよ」
あくまでも頑固に言い張るので
では、その50年前の地図を頼りに行こうと
とりあえず、話だけ合わせておいた。続きを読む
旅行の計画
遠い親戚/旅行の計画2
普段は遠くにいる親戚のことなど
さらさら頭の中にないのだが
こうやっていざ、旅行の計画を立てていると
あっちの親戚、こっちの親戚と
次から次へと逢っておきたい親戚が出てくるようだ。
どれどれ、とノートを覗いてみると
ずいぶん知らない名前が並んでいる。
この人は誰?と聞くと
「オヤジの弟の2番目の連れ合いの・・・」
「そんな人、もう死んでるんじゃないの?」
「死んどるか死んどらんか行ってみたらわかるわい」続きを読む
旅行の計画
お墓参り/旅行の計画1
暖かくなり
周囲の思惑が外れ
思いがけず元気を回復した父が
頭の中で考えていたことは
故郷である四国へ旅行をすることだった。
四国へ行くというので
てっきり墓参りがしたいのだろうと
こちらは勝手に考えていた。
今回具合が悪くなったことで
いつまでも元気でいられるわけがないのだから
死んだあとのことも考えて
墓参りなどしておかねばと
殊勝なことを考えているに違いない・・・と。
何しろ
自分が入る墓なのに
これまで十分暇はあったにもかかわらず
墓参りになどしたことがなかったのだ。続きを読む
